居酒屋さんで一緒に飲んでいる時に、突然「死なないでね。」と言われて「えっ??どうしたの?」
「最近、自分の周りの人が死んでいくから」
何だか、お近づきになりたくないような・・・・
話を聞くと、お知り合いの作家である池田晶子さんが亡くなってショックを受けているとのこと。彼女の本を読んだことがあるかと聞かれて読んだことがなかったので、購入してみました。
慶応大学の哲学科を卒業し、「哲学エッセイ」を確立した文筆家。
「人間自身 考えることに終わりなく」を一冊目として読み始めました。
最初から「自殺のすすめ」
「世の中が嫌になった。誰でもいいから殺そうと思った。」と通りすがりの人を殺した高校生の事件を取り上げ、世の中が嫌になって、どうして人を殺すことになるのだろうか?人を殺したところで、世の中は存在する。以前ならそういう時は、自分が死んだのではないか。その世の中が嫌だという自分の嫌さは解消しないという当然の理屈について、悩んだ形跡が見られないと解析する。
子供にはとりあえず、これだけは教えておこう。人を殺したくなったら自分が死ね。それが順序というものだ。
・・。と締めくくられている。
池田晶子さんという作家は潔い人のようだ。


