モラトリアム

2009年9月28日 月曜日 maechan

モラトリアム(moratorium)は、「しばらくの間やめること」を意味し、政治・経済・金融などの分野では、戦争・恐慌・天災などの非常時に社会的混乱を避けるため法令により「金銭債務の支払いを一定期間猶予すること」をさします。
発達心理学では、知的・肉体的には一人前に達していながら、なお社会人としての義務と責任の遂行を「猶予されている期間」、また、そういう心理状態に留まっている期間をさすそうです。

亀井金融相の中小企業や個人の債務を一定期間返済猶予するというモラトリアム発言が話題になっていますが、果たして日本にとって有益な政策なのでしょうか?
リーマンショック後の緊急経済対策として中小企業への緊急融資と利子補給をしましたが、たとえば中小企業が5,000万円を借りても5年間で返済するには1年で元金を1,000万円返さなくてはいけません。法人税などの税金を考えますと元金返済部分は経費になりませんから、年間利益を約1,700万円出さなくては資金繰りが間に合いません。運転資金や他の借入金の借り換えのために融資を受けた企業にとって年間利益1,700万円は難しいところが多いと思います。
モラトリアムで返済を猶予しても問題を先延ばしにするだけで解決策ではありません。銀行を巻き込む分、日本経済にとっては不利益が多いように思われます。
それでしたらむしろ、借入金の返済部分は法人税を課さないなど税金の面で救済した方がいいのでは?
どちらにしても、緊急融資資金の返済が出来なくなる企業が増える前に何か対策を考えなくては、倒産企業が増えるかもしれません。

〔音楽に乗って腰振りダンスを踊るクマが亀の弦ちゃんは苦手なようです。大好きな赤ムシが目の前にあってもダンスが終わるまでは隠れています。〕

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