消費者心理

2014年9月12日 金曜日 maechan

日本経済新聞の「春秋」にこんな記事がありました。
高級スーパーでの出来事。
「これで足りないはずはないでしょう。」とレジで高齢の女性が若い店員に抗議したそうです。
この女性は数本のワイン購入のため、何枚かのお札を店員に差し出しました。
ワインは、以前にも購入したのでおよその値段は知っている。レジでの精算前に頭の中で暗算をしていたのだと思います。
店員はすまなそうに、円安で輸入価格が上がったこと。店頭の価格表示を消費税抜きに変えたことを説明しました。
女性は納得し、気まずそうに追加のお金を取り出しながら「ずいぶん高くなったのね。」と言ったそうです。
女性も店員もどちらもも悪くないのですが、この店を女性が再び訪れ、好きなワインを買うのか少し心配です。

消費税の増税で、税込みが義務だった店頭の価格表示が、税抜きでもいいことになりました。
消費税が5%から8%になって半年余りが過ぎ、税抜き表示のお店が増えてきました。

わかりやすさよりも、目先の割安感テクニック優先はいかなるものかと思ってしまいます。(これは、私見です。)

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